名称未設定-1

 昨日、マンションの下に住んでるハナ一家にご飯やろうとしたら、しゃがんだ足の間を猛ダッシュしてすり抜けて、エサ皿に飛びついた猫がいた。なんと、シロの妹、タマ子である。
 シロの兄妹は4匹いて、タマ子とキジ男は1ブロック離れたトランポの駐車場の近くを縄張りにしてる。1匹は行方不明である。タマ子やシロの母親であるタマと、今マンションの下に住んでるハナは、もともとはその辺りに住んでいたのである。
 タマはシロ達を産んだ歳の夏に死んでしまい、シロ達は親離れする前に独立を強いられた。が、シロは愛嬌で、タマ子達は逞しい生活力で生き残っているのである。
 そのタマ子がウチのマンションにまで遠征してくる、というのは、よほど飢えている証拠である。猫パンチしようとしたハナを眼光一閃で威圧するや、ギャウギャウ言いながらエサを貪り出した。
 しかも、タマ子には強みがある。俺の股の下で、背中撫でられながら飯食っているのである。ハナ一家は、エサは欲しい、でも触られたくないって連中なので、俺がいると飯が食えないのである。とはいえ、俺が立ち退いたら、多勢に無勢(タマvsハナ一家3匹)で追い払われてしまう。
 ハナ一家は毎日誰かしら飯与えてて、飼い猫並みに丸まると太っている。一食くらい抜いたって大丈夫。だから、しばらくタマ子の傍について、好きなだけ食わせてやった。