名称未設定-1

 昨日、小雨に打たれながら職場から帰って来た時の事である。玄関を開けたら、玄関脇の収納の扉が開けられていて、みりんとシロがそこにいた。また勝手に扉を開けて悪さしようとしてたらしい。反射的に「もぉ〜〜〜!」と怒ったら、瞬時にシロがビビって玄関から外に飛び出して行った。今度はこっちが瞬時に肝を冷やした。外は真っ暗。どこへ飛び出したか分らないのである。
 慌てて荷物を置いて、一階へ。すると、駐輪場の辺りから、「にゃおー」とシロの鳴き声が聞こえて来た。何も考えずに飛び出したは良いが、どこがさっぱり分らないだろうし(野良の子猫やってた時代はもう忘れてるだろう)、そこから先、どうしていいかも分らないのだろう。探してみると、駐輪場と隣の学生寮の境目辺りにいた。幸い、学生寮の庭園灯に照らされて真っ白な身体が丸見えである。
 こういう時は、まず自分の身体を明るい所に晒して、優しい声で呼びかけてやらねばならない。ネコは夜中はあまり人の識別が得意ではないらしい。いくら声を掛けても、飼い主の姿が分らないと出て来ないそうである。とはいえ、3mくらいの距離である。シロも直ぐに自分の姿が分ったらしい。
 ところが、知らない間に、外猫のハナの子、ゴン太が忍び寄って来たみたいで、二人とも不穏なうなり声を上げ始めた。これでさらにシロが奥に逃げて行ったら万事休すである。「ゴン太、お前、アッチいけよ」といつもよりキツい口調で文句を言い、足でアッチイケの仕草をしたら、大人しく引き下がってくれた。
 そのあとは、出来るだけ優しくシロの名前を呼んでやり、そろそろとこっちに来たところを首根っこ捕まえて(いきなり抱き上げると怖がる)、抱っこして部屋に連れて帰った。いやはや、本当に肝を冷やした。
 猫が逃げたのも、これで3回目である。流石に慣れたというか、対処法が分って来た。箇条書きすると、こんな感じ。

  • 外に飛び出したネコはパニック状態にある事
  • 夜など暗がりでは飼い主が目視で認識できない事
  • だから、明るいところで、やさしく名前呼び続ける事
  • 近寄ってて来ても、こちらから捕まえに動かない事(逃げるから)
  • 手の届く所にきたら、首根っこ捕まえて捕獲する

 今回は、脱走して直ぐに捕まえに行ったから、早期解決をはかる事が出来た。時間が経てば難しくなる。あと、猫以上に飼い主がパニック状態になるので、落ち着いて対処するのが肝要かな。