名称未設定-1

 シロ、また脱走。今回もかぼすが鳴いて起こしてくれた。慌てて探しに行ったけど、姿は全く見えず。もはやどこに行ったか分からない。
 ちゃんとアルミサッシの鍵を掛けたつもりだったのだが、甘かったらしい。つか、明らかに出て行きたくて出て行ったのだ。今度は捕まらない様に、素早く行動したのだろう。見つかる筈がない。
 この2年の間、色々あったけど、やはり冒険心は抑えられなかったんだろうな。安定した暮らしより、雄猫生来の本能が上回ったかな。何にしても、自分から出て行き、そして見つからないのだ。どうしようもない。
 くろすけの時を例にとれば、見つけ出すのは、まず不可能だ。近い所に居るに違いないだろうに、最後の最後まで見つけられなかったのだ。だから、見つからないものと心得ておく。

 と、覚悟を決めていたのだが、その日の晩、ケロシンストーブ相手に格闘していると、ベランダの方から聞き慣れたケタタマしい鳴き声が。見に行ったら、シロがエアコンの室外機の上からニャーニャー鳴いていた。その様は、迷子がやっと自分の家を見つけた様な風体だった。そーっと窓を開けて、静かに「シロ、シロ、ほれ、入っておいで」と声を掛けてやるのだが、ニャーニャー鳴くばかりでなかなか入って来ない。他の猫が外に出ない様に注意しながら、暫く向き合っていたのだが、頃合いを見計らって首根っこ捕まえて、部屋の中に引きずり込んだ。
 どこをほっつき歩いたのか、体中、ひっつき虫を付けていたが、その他はケガや汚れは無し。ただし、ノミは付けて来てる可能性があるので、翌日、病院に行ってフロントラインプラスを処方してもらった(シロの分だけでなく、他の2匹の分も。。爆)。
 しかしまぁ、5年前のくろすけは出て行ったきり、よう帰って来なかったのだが、シロは帰って来た。してみると、シロは多少は頭が良い様である。もともと、3匹のウチで一番サバイバビリティの高い猫だと思っていたが、なかなか大したもんである。
 ともあれ、ウチの猫は施錠されてないアルミサッシを簡単に開けてしまう事が判った。これからは、寸時もおかず施錠する事にする。

(後記)
 帰ってからのシロは、とても甘え猫になった。前にびっくりして玄関から外に飛び出した時もそうだったが、外の世界は自由より不安の方が大きい様である。