名称未設定-1

 かなり前から、トイレ以外でションベンされてて、そのたびにシロをどついて叱り飛ばしてた。というのも、みりんもかぼすも、トイレ以外では粗相をした事がなく、シロが来てからションベンの被害が増えたからである。
 ションベンは大抵、地面に置いている衣類にされる事が多い。そのため、ネコ共にボロボロにされたクローゼット(その中に掛ている衣類は、大抵ネコ共に落とされて、素にされてしまってた)を処分し、最初はハンガー掛け、最近はコンテナボックスに変えて、衣類を露出させない様にした。すると今度はベッドにされる様になったので、こちらもシーツの下に大型のペットシートを敷いて、出来る限り対策する様にした。それでも毛布とかにされてしまうのだ。
 問題は、本当にシロがやったのかどうか、確証が持てない事である。もしかしたら、みりんがやってる事もあるかもしれない。というのは、シロがトイレでシッコした直後にもベッドでションベンされてた事があって、シロばかりがションベンしてるとは思えない事件もあったからだ。そのため、現行犯でない時は、3匹に等しく当たる様にしている。
 ところがこないだ、電気消して、さぁ寝よかと思ったら、がさごそ地面を掘る様な音が聞こえる。まさかと思って電気つけたら、ネコベッド代わりのバスケットの中に敷き詰めた古いベッドシートにションベンがしてあった。みりんは自分の足下で寝てたし、かぼすは隣の部屋で寝てた。となると、シロ以外に居ないのである。そのシロは、早々とベッドの下に逃げ込んでいた。
 現行犯なので、そのシロを引きずり出し、首根っこ捕まえてションベン跡に鼻面押し付けて、「なんでこんなトコにションベンすんねん!」と怒鳴りながらしばき倒したのだが、腹は立つけど正直いい気はしない。愛玩動物は愛愛玩するためのものであって、しばいても気分は良くないのだ。いつまでもしばいてても仕方ないので、ションベンされたシーツを処分し、砂箱の砂も翌朝取り替えるのを、目が覚めたついでに取り替えた。シロは俺が近づいたら逃げ、逃げられないと怖い時に出す声で唸ってた。

 そんなしばかれまくるシロでも、やっぱり俺に懐きたいらしくて、人の顔色を伺ってすり寄ってくる。一通り怒ったら、いつまでも怒らない方針なので、頭を撫でてやると、安心してベタベタしてくる。やっぱり可愛いなぁ、と思う。それだけに、出来れば怒りたくない。
 対策としては、砂箱の砂を早めに変える用にしてるのだが、明日やろうと思った時に限ってやられたりする。替えてもやられたりするので、もう、その都度、怒ってしばくしかないのが現状なのだ。