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 新しい事をやる時は、まず本から入るのは、写真も単車も同じであるが、整備の本まで読もうとしたのは今回が初めてである。
 前にも書いたが、自分はすごいメカ音痴なところがあって、点検や整備はともかく、修理は苦手である。大体、元通りにならない場合が多くて、壊してしまう事が多い。自分なりに慎重にやっているつもりだし、部品を無くしたり、部品が余ったりする訳ではないのだが、元通りに動かなかったり、そもそも組み立てられなかったりで、そんな事が多いもんだから、高価で複雑な機械は怖くていじれない。ましてや、バイクはかなり高いし、壊れたらシャレならん訳で、ブロスの時もせいぜい洗車とチェーンの手入れくらいで、あとは全部バイク屋任せだった。
 そんなゼントラーディー人みたいな自分が、バイクの整備の本を買って勉強する気になったのは、山の中でパンクしたりエンジンが動かなくなったりしたら、自分で何とかしなければならないからだ。オンロードの場合は、どんな所で止まっても、バイク屋でもJAFでも連絡さえつけば呼べるが、ヤヤコシイ山の中では、ともかく麓までは持って行かない事にはどうにもならん。だから、パワーアップの為にエンジンバラバラにしたりとか、消耗したブレーキやクラッチの部品を交換したり、といった事ではなくて、パンク修理をとにかく出来る様になっておきたいのである。
 で、まぁ、この本を読んでみた感想だが、写真が多くて解りやすく、「オレでもタペット調整とか出来るかも〜」と思わせてくれる良い本である。転倒したあとの注意点とかも載っていて、結構勉強になった。
 早速実践したいところなのだが、工具買う金がないので、いつの事になるやら……。