f8703ebed3bf7bc7cbb03f2dac3ea85b

 前々から気になっていた「マシニスト」が、昨日たまたま深夜放送でやっていた。職場の同僚の結婚式の仕切りで、どういう訳かエラく疲れてしまって、帰って早々に寝たまでは良かったが、中途半端な時間に目が覚めてしまい、そのお陰で見る事が出来た。
 この映画の主演をやったクリスチャン・ベールは、この役の為に1日ツナ缶1個とリンゴ1個の生活をやったそうで、かつこの映画の後に「バットマン・ビギンズ」の為に、約半年で86kgまで戻したという。そんなエピソードがあったので、前から気になっていたのだが、こういう激やせ激太りというのは、もちろん身体に良かろう訳がない。自分もこの4月に、サバ缶1個くらいしか食えない日があったのだが、あれは精神的に参ってたから出来た事であって、結果、5月辺りの自分の写真は痩せたというより、やつれた感じに写っていたりするのだ。
 さて、この映画の様に、1年眠れない(言い換えれば、寝ずに生きていける)状態とか、ツナ缶1個にリンゴ1個の生活をやれば、この主人公の様な身体になる事は不可能じゃないと思う。前の戦争で、餓死した兵隊と同じ様なものである。ただし、クリスチャン・ベールは痩せるだけでなく、演じなければならない訳だから、それだけのスタミナ、身体は残していたに違いない、と考えていた。この映画を見て、ある程度納得できたのは、脂肪やアウターマッスルはげっそり落ちているのであるが、インナーマッスルはしっかり残っている様に見えた。だからこそ、その後に短期間のトレーニングでマッチョになれたのだと思う。
 自分が今取り組んでる運動も、実は胆の部分はこのインナーマッスルを鍛える事である。特に腹は放っておけば弛む部位である。でも闇雲に腹筋運動やっても、弛みは取れない。そこでインナーマッスルを鍛えるトレーニングが必要となった訳だ。有り難い事に、その成果というか効果は出始めている様である。
 昔から「徹夜したら痩せる」とはよく言われているが、残念な事に自分は眠いとどこでも居眠りしてしまう癖があるので、こればっかりは自分の体験として体感した事がない。