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 レース車両としては退役させたXR230“パンツァーファウスト号”、その後の任務は練習機という事になっているのだが、実は具体的な使い道についてはあまり考えてなかった。練習機であるからには、自分はあまり使わないであろうし、貸し出すにも借り手もあまり居ないという事で、とりあえず保管しておく、という感じだったのだ。
 練習機というからには、バイクの乗り方をこれから習う人を前提としているのだが、問題は場所である。バイクの起こし方や押して8の字歩く、といった超々初心者の段階で、オフロードコースに行くとなると、走行料3〜4,000円が馬鹿にならない。さりとて適当な河川敷や山がある訳でなし、どういう形であれ、どこかのコースでやるよりない。そこで目をつけたのが、トリンバである。ここは他より全然走行料が安いのだ。それでいて、初心者向けの練習をやってもあまり迷惑にならない。奥のウッズに行けば、アタックツーリングの練習も出来るのである。
 問題は、トライアルタイヤを履かせる必要がある事だ。まぁ、トライアル場なので当たり前なのであるが、前に持っていたのは2年も前のだったので売ってしまい、手持ちにあったのがK140だったので、それを履かせて使わせてもらったのだが、これがウッズでは結構滑る。こんな事なら、前のトラタイヤを残しておけば良かった。おそらく、XR230は今後はエンデューロでは使わないと思うし、仮にオフロードコースを走るにしても、よほどのマディでもなければトラタイヤでも問題ないので、練習機用として改めて調達しようと思う。
 オイルはシルコリンのPro4を使っているが、これも練習機に使うには贅沢かなぁ、と思わないでもない。トリンバで練習するならば、それほどエンジン回す訳でもないし。XR230は180分でオイル交換するのであるが、1.5リットル消費するので値段も馬鹿にならないのだ。しかし、120分を越える辺りでギアの入り方が悪くなってくるバイクである。G3みたいな安いオイル入れて変な風になっても困る。それに毎週使うのであればともかく、月に1回も使えば多い方であるから、この辺りはあまりケチらない方が良いかもしれない。
 XR230はセロー225と同様に「女の子バイク」という認識をしていたのだが、実際には結構重たいバイクで、おにゃのこには扱いかねる傾向がある。CRF150FとかXR100辺りが軽くて足付きも良くて、初心者には乗りやすいバイクなんだろうと思うのだけど、公道走って、キノコとか生えてる山とかに行くなら、100ccクラスのバイクではキツいものがあるし、実際、アタックツーリングに行ってる女子達はXR230やセロー225で頑張っている。これまではレースメインで色々考えてきたけど、今後は公道(というか、そこらの山とか)も考慮に入れて考えてみようと思う。