今年は出だしから交通事故で蹴つまずき、こないだは左肩が激痛で、とにかくやる気が回復する前にやる気が失せる様な感じで、全然バイクに乗っていない。もう、遠路はるばる1時間も2時間も車運転して、バイクの練習とかレースとか行こうという気持ちにもならず、むしろヒマがあったらウチでゴロゴロしていたい、というのが今の率直なところである。バイクだけでなく、アウトドア方面でもそうで、それどころか、亀有に映画見に行くのも億劫だったりする。ダメダメなのだ。
 バイクに関して言えば、かつて、ベストテクスクールに自走で通ってた頃なんか、2日連続で自宅と市貝の間を日帰りで往復するほどの力の入れ様だったのだが、2012年4月にモトビのフープスで左肩から地面に落ちてから、まったく芽が出なくなった。頑張っても伸びないと分ってしまってからは、もう頑張りが利かなくなった。せっかく体力もつき、バイクも良くなったのに、この趣味7年目で息切れしてしまったかの様である。もう辞めようとか、そういうのではないのだが、惰性になっているのは否めない。
 そもそも、もっと面白可笑しくやる方法はなかったのであろうか。やれ結果がどうたら、努力がどうたら、バイク以外の人付き合いの部分で、エライ損をしてきた気がする。何事もそうであるけど、出だしで知り合った人らによって、その趣味なり取り組みは、大きく中身の捉えようが変わってしまうものだ。とはいえ、当初想像していた上達ぶりは、結局のところ、妄想以外の何者でもなかったのであるから、こうしたウジウジした状況は、当然の帰結であろうし、おそらく何かのキッカケがあれば、サバゲーの時の様に断絶するんだろうな。

 ……とか思ってたら、出勤1時間半前になったので、昨日、シャワー浴びなかったから、ささっとシャワーする事にした。昔は3日も4日も風呂に入らなくても平気だったが、最近は1日でも空くと頭が痒くなるのである。しかし、疲れてたり眠たかったり、それらが意識してなくてもその状態だと、シャワーするのが面倒でそのままウダウダと寝てしまう事が多い。昨日がそうだった。
 で、シャワーから上がって、バスタオルで身体拭いたら、なんか急に元気が出て来て、出勤までにまだ40分残ってたから、残り物の玄米の冷や飯で焼き飯作って、弁当にしたあまりを書き込んで、クリーニングしたワイシャツ着て、Funker Vogt聞きながら、颯爽とウチを出た。さっきまでのウダウダした感じは、完全になくなっていた。
 こういう事は、実はよくあるのだ。なんか気持ちが落ちてるな、後ろ向きだな、と思う時は、大抵、風呂に入ってない。エアコン効いてるから、身体の表面はサラッとしてて気が付かないだけで、実は身体の内側は垢と脂にまみれてコテコテになっているのだ。昔はエアコンなかったので、身体が汚れていれば直ぐに分ったし、しかも風呂無しだったから銭湯通いだったので、今のユニットバスのシャワーより、より疲れが取れていた様に思う。
 風呂に入れとか、歯磨けとか、昔はうるさい小言にしか感じなかったけど、そうした細々した清潔が、実は自分のモチベーションに大きな作用を及ぼしているのでは?と思う様になってきた。