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 黒猫の性格は、甘えん坊だという事らしいのだが、みりんを見ていると確かにそうだと思わされる。歴代の猫の中で、一番甘え方が上手なのである。具体的にはどうなのかというと、こっちがまったり寛いでる時で、甘えたい時に、トトトとやってきて、横にぺったり寄りかかってきたり、膝の上に乗って、胸元に抱きついてきたりする。いずれも脱力して、甘えてますよ感満点でくっついてくるのだ。
 こっちが忙しい時とか、出勤間際とか、そういう時は決して寄って来ない。猫は身勝手だというが、こういう所は分を弁えているのか、空気が良く読める猫なのである。逆に、こっちが構いたい時で、みりんが構って欲しくない時は、その図体に見合ったパワーで抵抗する。なまじ重たいので抱っこしようにも、腕の中で暴れられたら手に余る。何せ、ツシマヤマネコの倍の体重のある猫である。なので、みりん的には大してパワーを使わずとも、悠々と脱出出来る様である。その点も、他の猫みたいに痛い目に遭わされなくて良いところなのだ。
 この猫の凄いな、と思うところは、人の機微が読めるのか、と思える行動を良く取る。夫婦で言い争いになった時とか、落ち込んでる時とか、そういう時に間に入って仲裁しようとしたり、寄り添って慰めようとしたりする事がよくある。同じ猫でも、かぼすはそういう時は知らん顔なのである。まぁ、そっちの方が普通なのであろうけど。
 みりんも今年で9歳になる。猫の寿命も20年くらいになった今日この頃であるから、まだまだ長生きするとは思う。それが証拠に、ここ5年ほど見た目が全然変わらない。新小岩時代と比べると寒いのか、毛の量が増えて若干大きく見える様になった程度である。