今朝、近所のホームセンターで猫のエサと砂を買って帰り、ウチに着いたところでスウェットのポケットに財布が入ってない事に気が付いた。買い物済ませて、スクーター乗ってウチに帰るまでの約10分程度の間の事である。慌ててホームセンターに引き返し、財布の落とし物が無かったか聞き、帰りの道順を改めて走って探したが、出て来ず。3回往復したが見つからず、仕方なく、近所の交番に遺失届を出した。
 思えば、4年前の今頃も、財布なくしてエラい目に遭った。あの時は、今思えば、当時同居してた女が盗んで捨てた可能性が高いのだが、今回のはまったくの自分の不注意である。どこへ文句も言うて行けないだけに、絶望感とか嫌気とかが半端無い。ましてや、レースの前日にこんな事件が起こるとは、幸先悪いにもほどがある。
 実を言うと、通勤が完全に電車通勤に変わった辺りから、財布に入れてるものを分散した方が良いかな、と思う様になっていた。運転免許証は家に居る時以外は要らないし、通勤定期券は落としたらダメージがデカイ。銀行や郵便局のキャッシュカードも金を下ろす時以外は使ってない。健康保険証だって普段は要らないのだ。財布の中にどうしてもあって欲しいのは、現金とクレジットカード、そしてあちこちのポイントカードくらいなものである。そんな事をぼんやり考えているうちに、こうなってしまった。
 ひとまとめにしているのは、その方が便利だからである。あちこちに分散すれば、それはそれで無くしそうである。あるいは要る時に限って持ってないとか。そういうのがあるから、財布に集中して入れてあるのであるが、落として何もかも無くなるのはこれで2回目であるし、もうこの方法は止めねばならない。
 ともあれ、買ったばかりの通勤定期券を無くした訳で、これの経済的損失は絶大なのであるが、来月からの通勤に困るので仕方なく去年亡くなったバー様の残してくれた金を下ろして買い直した。そしてパスケースを買って来て、雑嚢にヒモでくくり付けた。まるで小学生みたいだが、電車に乗るのはほぼ仕事に行く時だけであるし、仕事に行く時は必ず雑嚢を下げて行くので、雑嚢に括り付けておくのが間違いない。バイクの用事の時は持って行かないのだから。

 と、グチグチ思ってたら、ウチから「財布届いた」と連絡が来てびっくりした。わざわざ届けに来てくれたらしい。嫁さんも気を利かせて、そこで謝礼を渡してくれたら良かったんだが、あとで電話してみると、礼には及ばんとの事。奇特な人もいるものである。これを幸いに、カード類は分散しよう。