先日のWEX勝沼戦は、あれほど苦手としたクロスパーク勝沼で10周走る(これはこれまでのJNCC/WEXで個人新記録)という結果だったのが、リザルトとしては90ミニッツ総合で79/113位、90Cで54/74位と例年並みの結果であった。ちなみに、TOYZ Racing エンデューロ部としては、辛うじて首位を獲得したが、これは文字通りの「辛うじて」であって、周回タイムのベストラップでは4人中3番目であり、バイクとタイヤの性能、そしてドライコンディションに助けられた辛勝であった。
 今回も多くの参加者が動画をアップしているのだが、珍しくも走行中の自分が何度も登場する動画を見つけた。この人はレディースBクラスで参戦し、総合順位は自分の2つ上であった。レディースクラスであるから、出走順は自分のCクラスよりかなり後であるにも関わらず、それに追いつき追い越した、という事である。この動画には、その様子が克明に記録されていた(かも5かも6かも7かも8)。
 総評として、この方は自分よりも明らかに車速が速く、それ故に自分を追い越して行けたのだが、その一方でミスもそれなりにあり、ほとんどミスしなかった自分がその度に抜き返して行く、というのをくり返している。しかし、最終的には車速のある方が上位に立ったという事である。決定的なのは、後半のだらだらと長い下りのウッズで、完全に車速が落ちているだけでなく、疲労困憊してその先でアクセルを開けれなくなっている事だった。実のところ、今回の勝沼戦で一番難儀したのが、あの下りのウッズだったの。もっともそれは今に始まった事でなく、2009年に初めてクロスパーク勝沼に行って以来の宿痾である。
 他の人の動画を見ていると、そこまで速くないまでも、自分ほど難儀して下っている人というのは、数えるほどしかいない。基本的に下り坂なので、登りより楽なはずなのである。その下りでそれほど難儀する理由を考えてみた。まず、自分は基本的に下りが苦手である。昔から山道や階段を下るのも苦手である。自分の意のままにならず落ちて行くのが本能的に苦手なのだ。下りで怖いと感じたら、安全に降りる為にはブレーキを使って速度を調整するのが普通であるが、問題はブレーキを掛けるという事は減速Gが体に掛かっているという事でもある。短い距離ならそれも辛抱できるが、それが長いとなると結構疲れる。つまり、自分はあの長い下りのウッズで、常時、減速Gを体に受けて、それに堪えている。それは疲れて当然である。
 あの程度の斜面で、減速せねばならないほどに、苦手なのだ。木にぶつかるかもしれない、段差で前転するかもしれない、滑って斜めに転けてしまうかもしれない。そう感じてるから、より慎重にいこうとし、ブレーキ当てて徐行し、結果、常に減速Gを食らい続け、かつ登りが来たら今度は加速Gと戦い、という具合で、あのウッズを抜けた頃には疲労困憊の体なのである。そして、こうした苦手なセクションがあると、どうしても全体的な車速もそれに準じたレベルになってしまう。車速が遅い人は大体セクション対応に準じた車速で一本調子で走る傾向があるが、自分もその例に漏れないという事である。
 苦手な事は、繰り返し訓練を積む事で慣熟していくしかない。勝沼では他にも苦手な下りはいっぱいあったのだが、今回、それほどの苦手意識を持たずに済んだのは、その成果である。こうした苦手を一つずつ潰して行き、また意識してメリハリある操縦を心がけ、楽に乗れる様にしていかねばならない。

b5b1c64697f99113235b551611f6b79e