どうにもコールマンのガソリンバーナーとは相性が悪い様である。まぁ、550Bは設営隊で必要あっただけだから、設営隊活動がなくなった今となっては、あまり出番もないし、このままお蔵入りになっても構わないが…。
 そうなると、ますますもってオプティマスのバーナーの価値が高まってくる。123Rは買って以来10年間、真鍮のボディを磨く以外に大したメンテもせず、それでも買った時と同様にバリバリ飯を炊いてくれる。実に優秀なバーナーである。
 こんなに優秀なら、8Rの方も買っておくべきであった。今さらながら悔やまれる。ヤフオクなどで見ていると、ボロボロの中古がかつての新品価格以上。最終ロットの未使用品など2万円以上の値段である。それだけの金出すならNOVAが買えてしまうので、どうしても手が出ない。
 なんで8Rを買わなかったのか。それは123Rとどっちにするか迷っていた時に、店に置いてあった見本の多くが、ガタガタでフタの閉まりの悪い物ばかりで、しかも使い込んでいく内に、ケースが錆びてボロボロになってしまう事が判ったからだった。123Rは8Rよりも若干コンパクトなだけに収容力がなく、円筒型でパッキングも8Rに比べればやりにくい事が判っていたが、全部真鍮だけに汚れたら磨く事でピカピカに出来る事から、123Rを選んだのだった。
 この考え方に間違いなかったと思うし、123Rの性能は素晴らしいのであるが、相性の良いバーナーがオプティマスくらいしかない、という事を考えたら、もう1台くらいあっても良かったかなー、と思う。